瞳を描かない画家のモディリアーニ

20世紀初頭の画家であるモディリアーニは「モンパルナスの貴公子」と称されていました。モディリアーニは女性の肖像画を多く描き、その人物像は全体を通して大変よく似たものが多くあります。
ほとんどの肖像画は上半身のみで顔は細長く、鼻もまた長く、目はアンズの種のような形をしており、目の中の瞳が描かれていません。絵の中の人物のポイントともなる瞳を、なぜモディリアーニはわざわざ書き込まなかったのでしょうか。
1906年、21歳のときモディリアーニはパリに出ました。もともとモディリアーニは彫刻家をめざしており、初期は石による彫刻を作っていました。
しかし石材は高価であったため、やがて絵画へと移行しました。絵画を創作する際にも彫刻をしていたときの表現を引き継いでいたため、肖像画には瞳を描かなかったのでは、と言われています。

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